値上げは「トランプ関税」のせい?
一部のアナリストは、ドナルド・トランプ大統領の対中関税が値上げの一因となった可能性を示唆している。トト氏は英経済紙フィナンシャル・タイムズに対し、任天堂が値上げに至った動機について、「関税が予想以上にサプライチェーン(供給網)に打撃を与えた場合に備え、それを吸収できる余地を作っている」と分析。ニューヨーク大学でゲーム産業について教えるヨースト・ファン・ドリューネン教授は以前、ゲームメディア「Polygon」に対し、トランプ大統領の対中関税はゲーム機と「その周辺のあらゆるもの」をより高価にするだろうと語っていた。
Switch本体の一部は中国で生産されているが、フィナンシャル・タイムズ紙によると、任天堂は生産施設の一部をベトナムに移した。だがトランプ大統領は2日に発表した「相互関税」で、中国に34%、日本に24%、そしてベトナムに対しても46%の関税を課すことを明らかにした。
Switch 2の新機能は?
Switch 2は、解像度1080p(フルHD)のディスプレイを搭載し、対応テレビに接続すれば4K解像度でもプレイできるなど、初代からビジュアル面が強化された。操作性も向上しており、Joy-Conコントローラーにはマウス機能も追加された。ゲーム内でのチャットや画面共有にも対応し、本体保存メモリー容量は初代の8倍となる256GBに増強。発表された新作ゲームには、シリーズ初のオープンワールドを採用した『マリオカート ワールド』のほか、『ドンキーコング バナンザ』『ゼルダ無双 封印戦記』『The Duskbloods』『カービィのエアライダー』『サバイバルキッズ』などがある。
(forbes.com 原文)