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2025.04.01 18:00

また使おうと思うかも、フェイスブックが「友達タブ」をリニューアル

Allmy / Shutterstock.com

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フェイスブックはある意味で懐かしい新機能を発表した。この「友達タブ」は、その名のとおりフェイスブック上で友達になっている人の投稿のみを表示する。もし、これこそがソーシャルネットワーク本来の姿だと感じたのであれば、あなたも近年のSNSに不満を感じていたのだろう。

メタのマーク・ザッカーバーグCEOが自身のフェイスブックアカウントでこの機能を紹介した際に言及したように、これは「2006年頃のオリジナル(OG)フェイスブック」のような体験を再現する試みだ。しばらく使ってみたところ、筆者にとってはフェイスブックを再び利用したくなるきっかけになりそうだが、どうやら今後も同様のアップデートが続くようだ。

ザッカーバーグは「新しい『友達』タブは、友達のステータスアップデートだけが見られた昔のフェイスブック(OGフェイスブック)に回帰するものです。さらにこの『OGフェイスブック』を意識したアップデートを今後も用意しています」と述べている。

筆者や友人グループの多くも、ここ数年は実際の友達の投稿がほとんど表示されないフェイスブックに幻滅していた。たとえば現在のフィードをスクロールすると、3番目に出てくるのは「知り合いかも?」だ。その次はフォローしていない政治家の投稿(事実上の無料広告)、続いて広告、ようやく友達2人の投稿が表示されたと思うと、今度はクルマの広告が挟まり、さらに友達の投稿、そして米大統領がウクライナや「レアアース取引」について語る動画を載せたインフルエンサーの投稿……という具合に進む。さらにスクロールすると、フォローしていないグループThe Onion、The Liberal Agenda、Meanwhile in Canada、The Guardians of Democracyなどの更新や広告、知らないニュース組織の投稿が次々に現れ、その合間にわずかに友達の投稿が混じっている程度だ。

要するに、友達とつながるためのはずのソーシャルネットワークなのに、フィードで友人の投稿が占める割合はせいぜい3割ほどしかない。ソーシャルネットワークを本来の目的で利用したい人にとっては、極めて不満の残る状況なのだ。

次ページ > 「友達タブ」の表示方法

翻訳=酒匂寛

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