3. 自分の成功を積極的にアピールする
自分の成功や成長、アイデアを共有することで、他の人に自分の価値を理解してもらえる。そして、新たなチャンスが訪れたときに、注目されない事態を避けられる。これは自分をよく見せることではなく、アピールすることだと考えてほしい。具体的な方法は以下の通りだ。
・会議で積極的に思慮深い見識を示したり、質問したりする
・プロジェクトの進捗状況や成果について、適時上司に状況を報告する
・功績は分かち合うが、自分の役割を過小評価はしない
4. 組織の目標と足並みを揃える
自分の仕事を、組織の戦略的な優先事項と合致させることが大事だ。自分の貢献が主要な事業目標を直接支えている場合、影響力をもち、経営陣の方針に沿っている貴重な人材とみなされる。具体的には、次の方法がある。
・全社的な取り組みに注目し、貢献する方法を見つける
・自分の仕事を幅広い目標と一致させる方法を、上司に尋ねる
・経営陣が重視している、注目度の高いプロジェクトに志願する
5. 社内でスポンサーを獲得する
スポンサーはメンターの役割を超え、あなたのキャリアアップを積極的に支援・促進する影響力のある上級社員のことだ。スポンサーがいることで、組織内でのあなたの見られ方が大きく変わる可能性がある。つまり、単なる一社員として見られるのではなく、潜在的なリーダーとして認められるようになる。例えば次の方法で、スポンサーを獲得できる。
・常に結果を出して、幹部との信頼関係を築く
・支援してくれる人に、キャリアの目標を伝える
・他の人を支援し、真のつながりを築いてきたリーダーを探す
努力は土台を築くが、社内政治と存在感の発揮はキャリア形成を左右する。人目につかないところでただ黙々と良い仕事をしている人ではなく、大きな目標に貢献していると認められる人が支持される。努力は欠かせないが、賢く努力することだ。誠実さをもって政治的な駆け引きを行い、適切な人に自分の存在や自分が何ができるかを知ってもらおう。