チームリーダーの場合
チームのリーダーシップとはほとんどの場合、状況に応じたリーダーシップのことを指す。チームリーダーのコミュニケーションには、下記が必要になるだろう。
・指示:特にすぐ行動してもらう必要があるとき
・説得:相手を説得する必要があるとき
・テスト:複数の選択肢があるとき
・相談:現時点で最高の考えを強化することに前向きであるとき
・共創:まったくの新しいアイデアに前向きであるとき
チームメンバーの場合
状況に応じたリーダーシップが重要であるのと同じように、状況に応じたフォロワーシップも重要になる。
・リーダーに指示された場合:だいたいにおいて、チームメンバーは従う方がよい。
・リーダーに説得された場合:チームメンバーは説得に心を開く方がよいが、理解を深めるために自由に質問をしてもよい。
・リーダーがテストしている場合:チームメンバーは、自分の見解を自由に述べる方がよい。
・リーダーから相談を受けた場合:チームメンバーは、現時点で最高の案を磨き上げるために協力した方がいい。
・リーダーが共創しようとしている場合:チームメンバーは、取り組みの全面的なパートナーとして積極的に参加し、アドバイスや意見に耳を傾け、貢献する方がよい。
個人のグループではよく、伝わるかどうか分からない一方向のコミュニケーションが行われている。一方、有能なチームのメンバーが交わす一連の双方向コミュニケーションは、互いに学び合い、現時点での最高のアイディアを強化する。それは個人として、チームメンバーとして、またチームとして互いを成長させるものだ。