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2025.01.22 17:00

一瞬で冷める、恋愛関係における「嫌悪感」を乗り越える2つの方法

shutterstock.com

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「嫌悪感(the ick)」とは、恋愛関係にある相手の行動や性格的特徴が原因で、それまでの好意や関心が一瞬にして失せてしまう状態のことを指す。中には強い嫌悪感をともない、相手との身体的・感情的な親密さをまったく求めなくなる場合もある。

ただし、デート中に相手が話を遮ったり、あなたの目の前で他の人をあからさまに眺めたりするのは、単に礼儀や配慮に欠けているサイン(レッドフラッグ)だという点を押さえておきたい。こうした明らかな問題行動と「嫌悪感」を混同すべきではない。

一方、いわゆる「ベージュフラッグ」と呼ばれるような些細な行動、たとえばアイスクリームを齧って食べるとか、靴や靴下を片足だけ先に履き終えてからもう片足に移るといったクセに嫌悪感を感じるなら、それは単なる行動パターンであって、人格的な問題とは限らないということを思い出す必要がある。

嫌悪感はときに不可解であり、いつどのようなかたちで感じるのかを完全に予測するのは難しい。これは本能的な反応ともいえ、ある場合には「この人は自分に合わない」という直感の表れであるかもしれないが、別の場合には、親密になることへの恐れの言い訳として使っている可能性もある。

以下では、嫌悪感を克服し、相手に本当のチャンスを与えるための2つの方法を紹介する。

1. 嫌悪感の根本原因を振り返る

まず、本当に相手の特徴が受けつけられないのか、それともデートそのものを避けたいがための言い訳になっていないかを見極めることから始める。恋愛コーチのジリアン・トゥレッキーは次のように語る。

「嫌悪感は最初からあるものではありません。これは選り好みや、間違ったポイントにこだわることで起こる現象です。簡単に気持ちが冷めてしまうのは、批判的であったり、非現実的な期待を抱いていたり、自分の欠点を直視できていなかったり、親密さを恐れていることの表れです」

この視点は、私たちの「好み」を形成する心理的な背景を再検討するきっかけを与えてくれる。

多くの場合、嫌悪感と呼んでいるものは、実は不安や過去の経験による影響かもしれない。たとえば過去に裏切られた経験があると、そのときの痛みを想起させる些細な特徴に過剰な拒否反応を示してしまうケースもあるが、そうした特徴自体は本質的に悪いものとは限らない。
次ページ > 「生理的な嫌悪感」は、潜在的な心の痛手から私たちを守ろうと過剰に働く、私たちの内なる防衛メカニズムであることが多い

翻訳=酒匂寛

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