以下は、「はい」か「いいえ」で答えることができるパートナーとの関係に関する3つの質問だ。そのすべてに「はい」と答えた人は長続きする関係をすでに築いている可能性がある。
1. パートナーと恋愛関係になっていなかったら、仲の良い友人だったと思いますか?
パートナーと恋愛関係になっていなかったらどんな間柄になっていたか想像するのは難しい、と言う人もいるかもしれない。だが、本当に健全な恋愛関係にある人は、この質問に自信を持って「はい」と答えられることが多い。専門誌『ジャーナル・オブ・ソーシャル・アンド・パーソナル・リレーションシップ』に掲載された研究には「恋愛関係の根底にあるのは友情だ」とある。具体的には、パートナーとの関係における友情の側面を重視する人は、性的満足度や相手への献身度が高く、全体として大きな愛情を示す可能性がはるかに高いと研究者らは指摘している。
これは、こうしたカップルが、恋愛関係にあることは友情のように毎日行う意識的な選択であるべきだと認識しているからだろう。友情において、私たちは自分を幸せにしてくれる人、自分の人生に有意義に貢献してくれる人との親密さを維持することを選ぶ。当然、同じことが恋愛関係にも当てはまるべきだ。
だが残念なことに、多くのカップルがあまり好ましくない理由で関係を続けている。相手とどんなに気が合わなくても、すでにその関係に投資し、これまで費やした物理的そして精神面のリソースが別れることで「無駄」になることを恐れて関係を続けるカップルもいる。また、単に現在のパートナーしか知らないがゆえに、自己満足的な関係にとどまっている場合もある。これは幸せな関係ではないかもしれないが、時間が経つにつれて慣れ親しんだ心地よい関係になる。