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キャリア

2025.01.12 15:00

採用面接ではあなたの経験よりも「サービスと信頼」のほうが重要

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面接における「サービス」

あなたの経験よりも重要なもの、それは「サービス」だ。ここで言うサービスとは、接客サービスや修理サービス、給食サービスなどとは意味が異なる。採用面接におけるサービスとは、他人を助けること、ひいては組織全体を助けることを意味する。チームメンバーが成功するのを助ける、役員会が正しい決断を下すのを助ける、ドローンが動くようにコントローラーを修理するのを助ける、などのことだ。採用面接では、採用担当者がその職務に最適な投資先(あなた)を見出す手助けをするのが本当の仕事だ。

あなたの過去の経験を、あなたが提供できるサービスと結びつけてみよう。最終的に、企業は自分たちを助けてくれる解決策を持った人物を採用するのだ。ここで大切なのは、過去が未来を創るのではないということを覚えておくことだ。未来は常に「今」から作られる。そして今、面接では、あなたのサービスがあなたの未来を決めるのだ。あなたは何人の人を助けることができるだろうか? それは、どんな方法だろうか? そして、どの程度それが可能だろうか? その価値あるサービスをどれくらいのスピードで生み出すことができるのか、そしてその仕事があったらまず何をするのかについて考えてみよう。

生み出すことができる成果に焦点を当て、「なぜなら」や「そのため」といったフレーズを使い、過去の経験とこれからの得たい仕事で達成できることを語ろう。自分の貢献(これは「サービス」という言い方もできる)を強調するために、どんなエピソードを共有できるか考えてみよう。

経験よりも重要な「信頼」

カーメン・サイモン博士は、『Impossible to Ignore』『Made You Look』などの著者である。スタンフォード大学の神経科学者である彼女は、過去とは、未来を予測するのに役立つという点でしか役に立たないものだと言う。過去の実績は将来の結果を示すものではないが、私のブローカーによれば、過去はしばしば就職面接での候補者の成功を予測するために使われる。しかし、たとえすばらしい経験を持っていたとしても、信頼するに値しない人を雇うことなどないだろう。

面接では、経験よりも信頼が重要だ。そして、信頼や信用を得るための鍵は、ストーリーにある。他の人がどのようにあなたを信頼するようになったか、あるいは困難な状況下であなたがどのようにそれ以上のことをしたか、といった事例が、あなたに必要な信頼性と信用を与えるのだ。

以下で紹介するような回答方法により、採用面接で信頼を獲得することができる。
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翻訳=江津拓哉

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