1. 自分の経験と成果について、大局的な観点から提示する自分の戦略的思考の例となる成功体験を残らず集めよう。短期的な利益と長期的な価値をもつ決断をどのように下したのか、自分の決断と行動の長期的な影響をどのように理解しているか、自分の決断と行動が組織の戦略的ミッションをどう支えたかに重点を置く
2. 先を見越した質問をする:採用面接で思慮深い質問をすれば、先見の明とリーダーシップの素質をもっていることを示すことができる。また、そうした質問に対する答えは、その役職や組織、社風が、自分個人の価値観やキャリア上の目標に沿っているかどうかを評価する上でも役立つ
以下の質問を検討し、自分と、求めている役職に最も関係が深いものを特定しよう。それを、面接の適切なタイミングで戦略的に利用すると良いだろう。
役職と責任に関する問い
・今後6~12カ月におけるこの役職の主要な優先事項は何ですか?・この役職は、会社の戦略的目標とどのように合致していますか?
・この役職につく者は、どのような課題に直面すると予想されますか? どうすればそれを克服できますか?
・この役職における成功とはどのようなものですか? どのように測定されますか?
チームとリーダーシップに関する問い
・自分が共に働くことになる、もしくは管理することになるチームを説明してもらえますか? チームの強みと成長の機会には、どのようなものがありますか?・御社のリーダーシップスタイルと、それがチームに与える影響について教えてください。
・この役職は、他の職種や部署とどのように作用しあい、プロジェクトにおいてどのように協働しますか?
・チーム/組織にとって、プロフェッショナルな成長の機会や優先事項には、どのようなものがありますか?
会社と社風に関する問い
・会社は、自社のミッションと日々の業務をどのように一致させていますか?・インクルーシブな社員環境を促進するために、どのような対策を講じていますか?
・リモートワークやハイブリッドワークなど、変化する労働環境にどう適応してきましたか?
・ワークライフバランスに関するアプローチはどのようなものですか?
成長と機会に関する問い
・社員は通常、社内でどのように成長・進歩していますか? 社内での昇進は頻繁にありますか?・この役職の現在における職責を越えて、プロジェクトやイニシアチブを主導する機会はありますか?
・社員の長期的なキャリア上の目標を、どのようにサポートしていますか?
・社員のデジタル能力向上に関して何をしていますか?