欧州

2024.11.15 09:30

ロシア軍、クルスク州で「キルゾーン」にはまり損害続出 指揮官の偽情報も一因か

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時間は刻一刻と迫っている。米国のドナルド・トランプ次期政権がウクライナにとって死活的に重要な援助を打ち切ったり、戦線を現状で凍結する休戦案をウクライナにのませたりする事態も想定して、ロシアは来年1月20日にトランプが大統領に就任するまでに、できるだけ先へ、できるだけ速く前進しようとしている。
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フィンランドのOSINT(オープンソース・インテリジェンス)グループ、ブラックバード・グループのアナリスト、エミール・カステヘルミは、ロシア側はクルスク州からウクライナ軍を駆逐するまでどのような交渉も開始しないと明言していると述べ、「そのために、ウクライナ側に支配されている領土の大きさや性質からすると不必要に硬直した政治的立場に縛られている」と続けている。

クルスク州にいるウクライナ軍は、ロシア軍が攻撃してくることを知っている。そして、ロシア軍がどのように、どこで、普通いつ攻撃してくるかもわかっている。ウクライナ側がすべきことは、地雷を敷設し、大砲の照準を合わせ、ドローンを発進させ、ミサイル発射機を配置し、あとは、避けられない攻撃を待つことだけだ。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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