1:12-1:25
— imi (m) (@moklasen) November 10, 2024
51.367052, 35.22531 destr. BTR-82A
51.367060, 35.225615 destr. BTR-82A
51.367505, 35.22574 AFU shelling@GeoConfirmed pic.twitter.com/Wnvx0YuUKd
実際にはロシア側はこの道路を掌握していなかった。ウクライナ軍によって敷設された地雷が残っていたが、ロマノフによれば第810海軍歩兵旅団の誰も、BTRを突入させる前に地雷を除去しようとはしなかった。
こうした問題は、近傍のほかの部隊はともかく第810海軍歩兵旅団では組織的なものだ。ロマノフは同旅団の司令部について「虚偽の情報を参謀本部に意図的に上げるのが常習的になっている」と指摘している。
クルスク州方面のロシア軍指揮官の一部は、間違った情報を上にあげてそれが指揮系統を通じて下に伝わるようにして、末端の部隊を血みどろの戦術的失敗に陥れている。だからといってロシア軍がクルスク州で負けるということにはならないが、戦いの最終的な結果がどうであれ、ロシア側はおそらく途方もない数の人的損害を出す公算が大きい。
ロシア側の最大の強みは数の多さだ。ロシアは援軍の北朝鮮部隊を含め、5万人規模の兵員をクルスク州に配置しているとされる。対するウクライナ軍は総勢2万〜3万人とみられる。ロシアはこの数的優位を頼みにすることになるだろう。ロシアの政権はクルスク州の突出部の排除に高い優先順位を与えており、その過程で大勢のロシア兵の命を犠牲にするのもいとわない姿勢なのは明らかだ。