ウクライナ軍の攻撃で最も劇的だったのは、米国製の高機動ロケット砲システム(HIMARS)から発射されたM30/31ロケット弾が、浮橋のひとつに数百発の擲弾サイズの子弾を浴びせたものだったかもしれない。
Over the past 48 hours, Ukrainian forces savaged the two Russian pontoon bridges over the Seym River in Kursk Oblast.
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) August 21, 2024
Seen here, a Ukrainian HIMARS drops several M30 GMLRS cluster munition rockets on Russian engineers attempting to deploy one of the pontoon bridges. pic.twitter.com/l4o3kDUEpg
CDSは、ウクライナ軍は「この方面の部隊の作戦展開で敵のペースを上回る」ことを目指しているとも解説している。そこで鍵を握るのが橋の破壊だ。橋をつぶせばロシア側は一帯に簡単に入れる経路を失い、ウクライナ側は越境して侵入できる状態になる。
ロシア側は防空面の状況をより安全にできれば、ヘリコプターを飛ばして空から現地の部隊に補給や増援を行えるかもしれない。しかし、ウクライナ側は一帯の上空からロシア軍機を事実上排除している。
今月6日の侵攻開始以来、ウクライナ軍は地対空ミサイルよる迎撃やFPVドローンの体当たりによって、クルスク州でロシア軍のヘリコプター数機を撃墜している。
(forbes.com 原文)