⚡🇺🇦💪Non-contact capture of a Russian occupier using a drone with audio transmission capability pic.twitter.com/iucFRVZhfY
— 🇺🇦 UkraineNewsLive🇺🇦 (@UkraineNewsLive) August 11, 2024
従来型投降の危険性
1991年の湾岸戦争中、米海軍のパイオニアRQ-2Aドローンの一機が、戦艦ウィスコンシンの艦砲射撃による損害を評価するため偵察任務を行っていた。同機がクウェート市近くのファイラカ島の上空を低空で通過しようとしたところ、イラク兵ら40人が現れ、RQ-2Aに向かって投降の意思を示した。これが知られる限り、軍人がドローンなどの無人システムに投降した史上初の事例だ。当時の報道では、武装していないドローンへの投降というのはいささか滑稽だというような取り上げられ方をした。だが、投降兵らはRQ-2Aがウィスコンシンの艦砲射撃の誘導をしていることや、RQ-2Aの飛来は次の射撃が迫っていることを示す可能性があるということを知っていた。おそらく、彼らがとった行動は賢明だった。
ウクライナでの戦争では、軍人がドローンに投降した事例がいくつか知られている。こうしたことが可能なのは、低高度でホバリングできるマビック型クワッドコプター(多くはDJI製のコンシューマー向けドローンかその類い)を双方が使用しているからだ。地上の人間はドローンが目視でき、ドローンの操縦士もカメラを通じて地上の人間がはっきり見え、武器を持っているかや投降のジェスチャーをしているかを判断できる。
This footage is incredible, never seen anything like it
— Dylan Burns 🇺🇦🏳️🌈 (@DylanBurns1776) May 11, 2023
A Russian soldier, who doesn't want to fight, attempts to communicate with a Ukrainian drone in order to surrender. The drone gives him instructions telling him to follow it, he treads through no man's land following the… pic.twitter.com/AlmN6fpoi5
投降の受け入れは、ドローンを介せばはるかに安全になる。投降した軍人を、遠隔から適切な場所に誘導し、地面に伏したり軍服を脱いだりするように指示して、武器を隠し持っていないかや敵意がないか調べることができる。こうすれば、接近にともなう危険を避けられる。
投降では双方の恐怖心が最大の障害になり得るが、ドローンはその克服に寄与する。