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2024.07.15 11:00

日本が起源、世界で愛用される「Emoji」の歴史を振り返る

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起源は日本

最初にユニコードに登録されたのがそれより先であったにもかかわらず、1999年に日本のNTTドコモでiモードの開発を手がけていた栗田穣崇が考案した176種類のシンプルな絵文字のセットが、現代の絵文字の先駆けであると考えられている。この概念は日本で人気が高まり、急成長するトレンドに合わせて、ユニコードは2010年に策定されたUnicode 6.0で、1000種類を超える大量の絵文字を採用することになった。その後の歴史は誰もが知っているとおりだ。
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絵文字にさまざまな肌の色が用意されるようになったのは2015年から。地域の旗が初めて登場したのは2017年のことだ。同性カップルの絵文字は、2010年に大々的に絵文字が採用された時から利用できたが、2015年にはさらに多くのバージョンが追加された。2017年に初めてノンバイナリーのカップルも選べるようになり、異人種同士のカップルは2019年に登場した。

「うんち」の絵文字や、「茄子」の絵文字(男性器を暗示する)、「桃」の絵文字(尻を暗示する)のような、悪い意味で有名になった絵文字も、2010年の大規模な絵文字の採用時から含まれていた。それ以降、絵文字の目録は時代に追いつこうとしており、新たに追加される絵文字には大小の社会的情勢が表れていることがある。2016年には「自撮り(セルフィー)」や「ひたいに手をあてる人(「あちゃー」など)」の絵文字が、「レインボーフラッグ(LGBTの象徴)」とともに追加された。続いて2018年には「髪型」の中に「坊主頭(スキンヘッド)」や「赤毛」が加わった。2019年になると、障がいのある人や車椅子に乗る人、補聴器を付けた耳などの絵文字が採用され、2020年には「タピオカティー」、「プラカード」、「トランスジェンダーの旗」が追加。人気の高い「手でハートを作る」絵文字が初めて採用されたのは2021年。2022年にはシク教のシンボルである「カンダ」や「ヘアピック」などが追加された。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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