新たな絵文字群がUnicode Consortium(ユニコードコンソーシアム)によって公開され、アップルの次の絵文字アップデートで何が追加されるのかがわかってきた。実際に追加されるのは来年になりそうだ。
これらのアートワークはアップルの最終バージョンではないため、今回発表されたものと大きく異なる絵文字が追加されると予想される。アップルの絵文字は常に洗練されていて細部まで作り込まれているからだ。また、同社は7月17日の世界絵文字デーにいくつか先行公開することもあるので、「目の下にくまがある顔」がどれほどよくできているかを数週間後には確認できるかもしれない。
これらの絵文字を使う場面は多いため、人気になることは間違いないだろう。「へとへと(exhausted,)」「眠い(sleepy)」「疲れた(tired)」が、画像に関連づけられるキーワードの候補であり、この絵文字のポイントを物語っている。
また指紋の絵文字もあり、セキュリティと個人情報が何かと問題になるこの現在、使い道は多いだろう。サンプル画像の中央に、巧妙に疑問符(?)が入っている。
ハープは音楽に関する使い方に加えて、アイルランドのシンボルの1つでもある。
葉のない木は、季節の変化だけでなく、戯曲『ゴドーを待ちながら』の第二幕を連想させることもできる。
新しい絵文字にはほかに「スコップ」「 野菜のビーツ」「水がはねる」がある。
もう1つの絵文字は、なぜかまだ画像がない。それはチャンネル諸島のサーク島の旗だ。そこは英国だがフランス寄りにある。マーヴィン・ピークの小説『Mr Pye』を読んだことのある人ならご存知のように、同島は道路で自動車が禁止されている世界でも数少ない場所の1つでもある。ただし、トラクター、自転車および馬車を使って移動することはできる。
おそらくこの絵文字は、古風な趣と静寂の象徴になるのだろう。
(forbes.com 原文)