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2023.12.25 11:30

中型株の注目銘柄、語学アプリDuolingoは1年で「3.4倍」に

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今年の第1位は、ペンシルバニア州キャノンズバーグを拠点とする石炭生産会社コンソル・エナジー(CEIX)で、過去12カ月で28億ドル(約4000億円)の収益と6億9200万ドル(約990億円)の純利益をあげている。石炭価格は、ロシアのウクライナ侵攻の影響で昨年過去最高値を記録した後に下落しているが、同社の株価は2022年に3倍に上昇した後、今年はさらに50%上昇した。
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S&Pの中型株指数であるミッドキャップ400(S&P 400)は、経済がソフトランディングに向かい、景気後退を回避するという投資家の楽観的見方が浸透する中、年初来で14%上昇したが、S&P500の上昇率の23%には及ばない。

そんな中、デュオリンゴを含む5つの銘柄が、年初から3倍以上に株価を伸ばしている。最も好調なのは抗がん剤開発のイムノジェン(IMGN)で、バイオ医薬品大手のアッヴィが先月100億ドル(約1.4兆円)で同社を買収することで合意したことや、5月に発表された卵巣がん治療薬ELAHERE(エラヒア)の後期臨床試験で有望な結果が出たことを受け、年初来の上昇率は500%を突破した。

フロリダ州ジャクソンビルを拠点とする住宅建設会社ドリーム・ファインダース・ホームズ(DFH)も注目に値する。2008年の住宅危機のさなかに設立された同社は、それ以来毎年黒字を計上しており、フロリダ州やノースカロライナ州、テキサス州など人口が増加している州に事業を集中させて成長を加速させている。
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BTIG のアナリストのカール・ライカードによれば、ドリーム社は土地を所有する代わりにオプション契約を結ぶことでマイナス面を抑えている。「つまり、資産をあまり抱え込まないことで利益率を高めているのです」とライカードは指摘した。同社の過去12カ月の売上高は37億ドル(約5300億円)で、2019年以降に4倍に伸びている。ドリーム社の株価は、年初来で265%上昇し、レナーやDRホートンのような大手住宅メーカーのパフォーマンスを凌駕している。

ドリーム社の株価は、創業者が株式の大半を所有しているため浮動株が比較的少なく、ボラティリティ(株価変動率)が大きい傾向にあるが、小型株でより大きなリスクとろうとする投資家は、より高いリターンを得る機会にも恵まれる。

クロックスやアバクロも好調

20位のクロックス(CROX)や57位のレストラン・チェーンのテキサス・ロードハウス(TXRH)、75位のアバクロンビー&フィッチ(ANF)など、中型株ランキングに入っている銘柄の中には、2000年代半ばに記録した最高値を越える復活を遂げたものもある。その他の銘柄の大半は、一般の投資家にはなじみが薄いものだが、中には次世代の株式市場をリードする大当たり銘柄になりそうなものもある。

「エヌビディアも、かつては小さな会社でした」と、ファースト・イーグル・インベストメンツのポートフォリオ・マネージャーを務めるビル・ヘンチは言う。「インテルやその他の大手に戦いを挑んだエヌビディアは、その後、飛躍的な成長を遂げた」

フォーブスの「米国で最も成功したミッドキャップ企業」ランキングの2024年版は、下記のリンクから確認できる。
https://www.forbes.com/lists/best-mid-cap-companies/

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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