7. 人と交流する
人とのつながりや、自分の支えとなるような人間関係は、免疫機能に良い意味でも悪い意味でも影響を与える。人との強い結びつきが免疫力を強化する一方で、孤独や孤立はストレスを高めて免疫機能を低下させることは、さまざまな研究で明らかになっている。こうした研究分野は間接的なものが多いが、人との結びつきと健康との直接的な関連性を研究している米スタンフォード大学などの研究機関もある。
8. 喫煙や飲酒を控える
お酒の飲みすぎや喫煙は、免疫機能を低下させる可能性がある。1度に多量の酒を飲むと免疫機能が24時間も抑制されることが明らかになっている。喫煙もまた、免疫機能を低下させる大きな原因だ。自己免疫疾患の一種である関節リウマチは、喫煙が発症要因であることが広く知られている。禁酒・禁煙を望む人は、専門家に相談してほしい。
免疫機能を強化できる「魔法の薬」が存在するわけではないことは、忘れないでほしい。しかし、ごく自然な健康習慣を日々取り入れていれば、体の防御力を強化することができる。
睡眠を重視し、植物性の食品を豊富に取り揃えた食生活で栄養を摂取し、ストレスがたまらないよう注意し、水分補給を怠らず、適度な運動を心がけ、必要に応じてサプリメントを利用しよう。免疫機能は、身体の能力を最大限に発揮できるようしっかり支えてくれる、強力な味方だ。何か心配な点がある場合は、信頼できる医師などに相談してほしい。
(forbes.com 原文)