記事冒頭の写真に写っているエンジニアは幸い、仕事を探すにあたって、どのような準備やサポートが必要かを心得ているようだ。自分自身を知ることは、重要な最初の一歩だ。採用面接を受けるにはエネルギーが要るし、誰だって不安を感じるものだ(その仕事に就きたいと思うほど、賭けているものは大きい!)。しかも内向的な人の場合、外向的な求職者よりも、精神的な負担や不安は一層大きいかもしれない。
この記事では、採用面接を受ける内向的な人が、疲労や不安をできるだけ感じずに済むよう、5つのポイントをアドバイスしよう。
1. サクセスストーリーをたくさん集める
友人知人の中から、内向的だがキャリアで成功を収めた人をリストアップしよう。誰も思いつかない場合は、スーザン・ケイン著『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』(邦訳:講談社)を読むという手がある。内向型の強みを説いた、説得力のある書籍だ。採用面接に限定した成功エピソードが知りたいなら、3人の実体験を紹介したこちらのLinkedIn記事を読んでほしい。採用の見込みがあまりなかったにもかかわらず採用された実例だ。
採用面接では、自信をもって臨むことが重要だ。自分は大丈夫、と確信が持てないようでは、未来の上司を説得することなど無理だろう。
2. 面接当日のルーティンを決める
さまざまな人に会わねばならない長い1日になると思うと、内向的な人にはなおさら気が重いだろう。ということで、面接当日と、その前夜にやるべきルーティンを計画しよう。自分の本領を発揮するために必要なことは何か、よく考えよう。何時に寝るべきか、どんな服を着ると自信がもてるか、エネルギーを蓄えるためには何を食べるべきか、といったことだ。
面接当日は、準備の時間をたっぷりとり、会場には早めに到着しよう(オンライン面接なら、余裕をもって機器を設定しよう)。面接の前後は何日か予定を空けておくべきだ。そうすれば、次の面接に備えて自分を立て直す時間がとれる。