4. 夜明け前にかすかに光る「黄道光」
時期:9月終わりから10月初めの夜明け前方角:東の地平線
太陽系が柔らかく光るところを見たことがない人は、今月できるだけ真っ暗な場所へ、忘れられない光景を見に行こう。黄道光とは、太陽系の軌道面にあるちりが、太陽光を反射して光る現象で、日本では、1~3月の夕方と9~11月の明け方が見やすい。夜明け前の1時間ほど、東西に広がる淡い光が見えるかもしれない。
5. オーロラ
時期:9月から3月場所:北緯65度~70度(アラスカ、カナダ北部、アイスランド、ラップランドおよびロシア北部)
オーロラ自体に季節はない。地球(主に極地域)の大気の空高くに見られる緑色の光は、太陽から吹き出る高速の荷電粒子の流れが地球の磁場とぶつかり磁気圏を乱す過程で発生する。しかし、それを見るためには暗闇が必要であり、今月迎える秋分には、北半球の高緯度地域に暗闇が戻ってくる。
確かにもっと低い緯度まで降りてくるのを待つこともできる。この10年間、太陽は「太陽極大期」に近づいているため、この現象はいつもよりも頻繁に起こっている。しかし、チャンスを最大にしたければ、北へ向かおう。9月から3月にかけてがオーロラを見るのに最適だと一般的にいわれている。
6. スーパーハーベストムーン
時期:2023年9月29日金曜日の月の出方角:東の空
「スーパーブルームーン」はお楽しみいただけただろうか。次の満月である「スーパーハーベストムーン」(収穫の月。日本では「中秋の名月)は、日本時間9月29日金曜日の午後6時58分に100%輝く満月の瞬間を迎える。各地の月の出の時刻を調べて、満月が昇るところを見よう。
7. 夏の大三角
時期:暗くなったらいつでも方角:ほぼ真上の空
この3つの明るい星が西の地平線に向かって沈んでいくのを見て、夏にお別れをいおう。大きくてわかりやすい形状。明るい3つの星が沈んでいく時、アルタイルとベガが地平線近くに、デネブが高い位置にある。
(forbes.com 原文)