最近では、米テキサス州で起きた銃乱射事件について、犯人に極右とのつながりがあったという広く報じられている事実に疑問を呈した上で、こうした報道が「心理戦」である可能性を示唆。5月には、ホロコーストを生き延びたユダヤ人の投資家ジョージ・ソロスを、アメコミで同じくホロコースト生存者として描かれている悪役マグニートーになぞらえた上で、ソロスは人類を憎んでおり「文明の根幹をむしばむことを望んでいる」と主張した。
先月には、ワクチン専門家のピーター・ホテズ博士がポッドキャスターのジョー・ローガンの番組での討論に応じなかったことを受け「彼(ホテズ博士)が公開討論を恐れているのは、自分が間違っていることを知っているからだ」とツイートした。
マスクはまた、有名な反ワクチン主義者で、米大統領選挙の民主党候補指名争いに出馬表明しているロバート・F・ケネディ・ジュニアに対し、大きな発言の場を与えている。ケネディは過去に、アシュケナージ系ユダヤ人と中国人がどういうわけだか新型コロナ流行の難を免れたと主張したこともある。
(forbes.com 原文)