社員が「自分ごと」として取り組む新規事業
イベントはセッション別で開催。セッション1では、「人材、資金、ノウハウなし! 新商品開発・新規事業を成功に導く秘訣とは?」をテーマに、マクアケの代表取締役社長である中山亮太郎と、2021年大会受賞者で錦城護謨(ゴム)の代表取締役社長を務める太田泰造、2018年大会受賞者で大都の代表取締役である山田岳人が参加。Forbes JAPANのWeb編集長である谷本有香の司会進行で、中小企業が新商品・新規事業を成功させるためのヒントについて議論した。
セッション1に参加したマクアケ 中山亮太郎(左)と大都 山田岳人(右)
マクアケは、社名と同名のクラウドファンディングサイトを運営。サイトは中小企業をはじめとする製品のテストマーケティングの場として利用され、これまでに約2万6000件の新商品が売り出されてきた。
多くの中小企業を見てきた中山は、新商品・新規事業が行われるケースについて「3つのパターンがある」と言及。「まず、跡継ぎが創業者の目の黒いうちにはじめるパターン。次に代表が背中を見せるパターン。最後が社員にチャンスを与えるパターン。どれも成功例はある」と語った。
一方、「社員にすぐにチャンスが巡ってくるわけではないが、いつか必ず来るもの。そのタイミングで、トップにやりたいことを言え、トップもそれが汲み取れる体制を仕組み化しておけば、新規アイデアの数も多くなるはず」とも語った。