テクノロジー

2022.10.27 10:00

無印iPadがデザイン刷新、自分に合った機種を選ぶために考えること


動画、イラストのプロ向けiPad Pro


クリエイティブな仕事をしている人にオススメしたい新機種が、M2搭載のiPad Proだ。サイズは11インチモデルと12.9インチの2種類。12.9インチのみ、Liquid Retina XDRディスプレイを搭載している。容量は128GB、256GB、512GBから1TB、2TBの大容量まで用意されている。Apple Pencil(第2世代)に対応、Keyboardはすでに販売されているMagic KeyboardとSmart Keyboard Folioが使える。

なお、M2チップはすでに販売されているMacBook Airと同じ最新の高性能チップだ。ベンチマークスコアを測ったところ、M2搭載iPad Pro Metalスコアは33315で、M2 MacBook Airの30000より高い数値となった。実際使用するアプリケーションによって、その真価が発揮されそうだ。


最新のM2チップを搭載したiPad Pro

M2搭載iPadには、新機能「ホバー」が加わった。これまでiPadでは、Apple Pencil利用時にポインタ移動ができなかった。つまり触れると必ずアクションが起こってしまう仕様だったが、ホバー機能により画面上にポインターが現れるようになった。よって、ペン先の着地先が正確になり、小さなストレスなく使えるようになる。また、水彩画のアプリなどを使う際、筆のサイズや描き始めたときの色の出方、混ざるとどんな色味になるかを、ホバーを使って事前に確認することができるので重宝するだろう。

私は動画編集や画像編集を頻繁に行う。海外取材の後、飛行機内で作業したり、ホテルで作業することも多い。映像を扱う人なら、空いた時間で少しでも編集作業を進めたいと考えるものだが、最新のM2 iPad Proがあれば、移動中にあらかた編集するシーンでもかなりのスピードが出せるし、場合によっては書き出しまで作業できる。BGMが必要になったら、GarageBandで音楽を制作することもできる。さらに細かくテロップをつけるときは、クラウドでデータを共有し、デスクに戻ってからMacBookやMac Proで作業をするという切り替えも可能だ。
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編集=安井克至

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