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RubberBall Productions / Getty Images

アップルのAirTag(エアタグ)は持ち物だけでなく、自動車の位置を把握する目的でも使用できる。しかし、もし車が盗まれたとしたら、29ドルで買える忘れ物防止タグで本当に追跡できるのだろうか?

筆者はこの1週間、AirTagを使ってパートナーの車を追跡してみた。彼女は通勤をはじめ、日常生活で車を利用している。テストの結果、AirTagは自動車の追跡にも役立つことが分かった。その理由を説明しよう。

AirTagが盗難車の追跡に利用できるか知りたい人は多いだろう。筆者としては、役に立つと断言したい。しかし、詳細を説明する前にAirTagの限界について説明する必要があるだろう。このデバイスは、GPSトラッカーではなく、位置情報を散発的に送信する。従って、リアルタイム追跡には適しておらず、アップルマップ上で盗難車が移動する様子を常に確認できるわけではない。

AirTagは、UWB(超広帯域無線)を活用して近くにあるiPhoneやiPadにつながることで、位置の追跡を可能にしている。AirTagの電波が届く距離は約9mだ。AirTagは、ユーザー自身のiPhoneだけでなく、周囲の型式が新しいiPhoneやiPadにもつながり、位置情報を送ることができる。もし自動車泥棒がiPhoneを所持していれば、定期的に位置情報がアップデートされるだろう。

しかし、そうでなければ、iPhoneかiPadを持った人が近くを通るまで位置情報は更新されず、10分から30分、場合によっては数時間待たなければ情報がアップデートされない可能性がある。

このことは、AirTagは田舎よりも人通りの多い都市部の方が、役に立つことを意味する。もし盗難車が田舎道や周囲に何もないような場所に放置されていた場合、AirTagが近くのiPhoneにつながる可能性は格段に下がる。

筆者が実際にテストをしてみたところ、毎回正確にパートナーの車を追跡することができた。彼女が職場の青空駐車場に停めていたときは、駐車位置まで特定することができた。このことから、もし車が盗まれても、AirTagが車内にあれば探し出すことができると感じた。

地下駐車場でも車を発見できる


GPSよりもAirTagの方が優れている点は、地下駐車場でも車の位置を追跡できることだ。iPhone 11と12に搭載された「Precision Finding(正確な場所を見つける)」機能を使えば、駐車場内の正確な位置まで特定できる。もっとも、この機能を使えるようになる頃には、既に車が視界に入っているだろう。

「探す」アプリを使えば、郵便番号を含むAirTagの詳細な位置情報や、最後に位置情報を取得した時間が表示されるため、警察に報告する際にも役立つ。

編集=上田裕資

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