NPO法人 メタノイア
山田拓路 代表理事
外国にルーツをもつ子どもを取り残さない
2021年設立。外国にルーツをもつ子どもの教育・保育や権利保護活動を行う。幼稚園年長〜小学生向けの日本語/放課後学習支援教室の多拠点展開のほか、情報発信や調査活動を行う「多文化保育イニシアティブ」、また、ビザや国籍などに関する行政相談・生活相談を展開。すでに300万人の外国籍住民が暮らす日本で、言葉や国籍の壁により隔てられ取り残された子どものもとに出かけ、共にその壁を打ち崩し、社会とのつながりを紡ぐ。
NPO法人 放課後NPOアフタースクール
平岩国泰 代表理事
市民先生に学ぶ、500の放課後プログラム
2009年設立。放課後の小学校での学童保育サービスを提供。地域の大人やプロの講師らを「市民先生」として迎え、スポーツ・音楽・アート・料理・建築・遊びなどのプログラムを開催。共働き家庭の子どもが放課後・長期休暇時の行き場を失う「小1・小4の壁」を解消し、子どもに安心安全な放課後を提供するとともに、地域や社会全体を巻き込んだ次世代育成を目指す。開催した「放課後プログラム」は500以上、参加した子どもは累計100万人を超える。
認定NPO法人 マギーズ東京
秋山正子、鈴木美穂 共同代表理事
がん患者を支える「第二の家」
がんになった人とその家族や友人など、がんに影響を受けるすべての人に向けて、気軽に訪れ安心して話せる場所を提供し、自分の力を取り戻すためのサポートを行う。1996年に英国で生まれた「マギーズセンター」の日本版として2016年にオープン。がんに詳しい専門スタッフが医療知識のある友人のように話を聴き、治療をしながらの暮らしの工夫や実用的・心理的・社会的サポートを探す手伝いを行う。予約なしに立ち寄れ、無料で時間を気にせず相談できる。
公益社団法人 MORIUMIUS
立花 貴 代表理事
津波から逃れた高台の廃校を、もう一度学び舎
宮城県石巻市雄勝町の豊かな大自然や町の暮らしとの交わりを通じ、子どもたちがサステナブルに生きる力を育み、教育が町の未来を切り開いていくことを目指す複合型宿泊施設「MORIUMIUS(モリウミアス)」を運営。東日本大震災によって町の8割が壊滅した雄勝町で、高台に残る築93年の廃校を新たな学び場として生まれ変わらせたのが同施設だ。地元の漁師や農家、語り部をはじめ国内外から集まる料理人やアーティストが特別なプログラムを提供。
NPO法人 LivEQuality HUB
岡本拓也 代表理事
「住まい」を起点に負のスパイラルを断つ
2022年1月設立。名古屋を中心に、DVや就業環境の悪化、外国籍などさまざまな理由で「安心して眠ることができる住まい」をもてない女性に「住まいとつながり」を提供する。代表は会計士としてNPO・ソーシャルビジネスの世界で「社会性と収益性との両立」に尽力した10年の経験をもつ。先代の急逝により継いだ建設会社のリソースを利用しながら、心のケアや就労・生活のサポートをNPOで行うという、各役割をうまく活用した社会還元モデルだ。