むくみ、眠りにも効果。ヨガYouTuberの「寝たまま」脚ストレッチ

「B-life」ヨガインストラクターのMariko氏

「B-life」ヨガインストラクターのMariko氏

テレワークで、脚のむくみや疲れを感じている人が増えているという。そこで今回、YouTubeで167万人の登録者数を誇る人気チャンネル「B-life」でヨガを教えているインストラクターのMariko氏が、ベッドの上でもできるストレッチを教えてくれた。

ヨガと聞くと、「体が硬いから無理」「難しいポーズはできない」とやる前から諦めてしまう人も多いのではないだろうか? しかし、そうしたポーズは今回はそれほど重視しなくてもいいと言う。

「必ずしも私がやっている通りのポーズをとる必要はありません。それよりも、呼吸に意識をむけて、それに体の動きがくっついてくる、というのが理想的です。リラックスしているほうが筋肉も柔らかくなって、ストレッチ効果が高まりやすいので、ポーズにとらわれることなく、自分の心地いいポジションを見つけながら、無理なくやっていただければと思います」(Mariko氏)

4種類の動きを10分で行う、今回のストレッチ。副交感神経を優位にするリラックス系のストレッチなので、夜寝る前やお風呂上がりのリラックスタイムに行っても、眠れなくなることはないそう。むしろ身体がリラックスして安眠も期待できるのだとか。

ストレッチをすると、老廃物が外に出やすくなるので、前後に水分をとることもお忘れなく。

1. 両脚ブラブラ



・仰向けになり、両脚を伸ばしたまま上にあげる。
・両足をブラブラさせる。

「股関節や膝などをできるだけ固めないように、力を抜いてリラックスすることがポイントです。脚を小刻みに震わせることで、重力によって足元に下がりやすい血液やリンパ液を心臓のほうに戻していき、血流促進や、脚のむくみ解消が期待できる動きです」(Mariko氏)

2. ふくらはぎほぐし



・仰向けのまま膝を立て、右脚のアキレス腱を左脚の膝に乗せるように置く。
・右脚のアキレス腱から膝の裏までリンパ液を流すように、左膝の上で右脚を滑らせるように動かす。
・ふくらはぎが刺激されて、気持ちいいと感じる場所を探りながら、何度か繰り返す。

「ふくらはぎの筋肉は、重力に逆らい、血液やリンパ液を心臓に戻したり、体中に巡らせたりするための重要な働きをしています。ふくらはぎをメインにマッサージをすると、血流が促進されやすくなり、不要な老廃物が体外に排出されるデトックス効果が期待できます。歩きすぎ、立ちっぱなしなどで、疲れたとき、脚のむくみを感じたときに、ぜひやってみてください」(Mariko氏)

3. お尻をほぐして下半身の血流アップ



・2.の姿勢から、右足首を左太ももにひっかけるようにして置く。
・そのまま両手で左太ももを抱きかかえるようにして、左膝を胸の方に引き寄せる。
・膝を引き寄せ、お尻の筋肉が伸びるのを感じる。
・そのまま、体を軽く左右に揺するようにしてお尻の筋肉をほぐしても良い。

「これは、座りっぱなしで硬くなりやすいお尻のストレッチを目的としています。お尻の筋肉が硬いと骨盤が後傾しやすくなりますが、そうなると繋がっている背骨にも影響が出て、背中の自然なS字カーブも崩れやすくなってしまいます。

お尻の筋肉は硬くなりやすいんですが、股関節などと違って自覚しづらい場所でもあります。ストレッチをして初めて『すごい凝ってる』と気付く人もいるので、自覚がない人もぜひやってほしいですね」(Mariko氏)
次ページ > 4. ハムストリングスをほぐして正しい姿勢に

文=濱中香織(パラサポWEB) 写真提供=B-life

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