ビジネス

2020.12.14 06:30

企業が見落としがちな「生物多様性のリスク」、KPMGが指摘


TNFDが立ち上げた非公式ワーキンググループの企業メンバーには、シティグループ、クレディ・スイス、グラクソ・スミスクライン、ピムコ、ウェルズ・ファーゴ・アセット・マネジメント、インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ、KPMGなどが名を連ねている。

TNFDは、生物多様性の報告に関するフレームワークを策定し、2023年に公開することを目指している。

KPMGの米国ESG(環境・社会・ガバナンス)アシュアランス・リーダーを務めるモーラ・ホッジ(Maura Hodge)は、米国における生物多様性報告は、気候変動報告と同様の道すじをたどって増加する可能性が高いと予測している。

「意識が高まり、知識が増すのに伴い、投資家と株主が一貫した報告を求めるようになり、企業がそれに応じる可能性が高い」

この情報は、調査範囲に含まれる52の国と地域の売上トップ100の企業を対象に、KPMGが実施した調査にもとづいている。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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