ビジネス

2020.10.10 12:00

モデルで慈善家で投資家、ナタリア・ヴォディアノヴァの原点


2011年にポートマンと離婚したあとは、フランスの実業家アントワーヌ・アルノーと交際をスタート。彼の父親は、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの最高経営責任者(CEO)のベルナール・アルノー。世界の長者番付の上位に名を連ね、保有資産は約1150億ドルとされてるビリオネアだ。アントワーヌは、父親が所有する企業2社を経営していた。


アントワーヌ・アルノーとルイ・ヴィトンのファッションショーに出席(2020年6月撮影、Getty Images)

2012年、ヴォディアノヴァはフォーブスが選ぶ「世界で最も稼ぐモデル」で3位にランクイン。当時の推定年収は860万ドルだった。

2016年には、米玩具メーカーのマテルが、ヴォディアノヴァと名づけたロシア人のバービー人形を発表。マテルは、自らの影響力を使って他者の支援に取り組むヴォディアノヴァの姿勢を高く評価し、彼女こそ「真のルネサンス女性」と呼んだ。ヴォディアノヴァは、少額でも寄付できるチャリティアプリ「Elbi」などを支援している。

アルノーとのあいだには、マキシムとローマンという2人の息子が生まれている。

30代後半でありながら、まるでティーンエイジャーのように見える秘訣は何かとたずねると、ヴォディアノヴァは子どもたちを理由に挙げた。

「おかげで、いつも休む暇がありません」とほほ笑みながら。


ナタリアと子どもたち(2015年10月撮影、Getty Imagaes)

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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