SDGsの認知度は社会人よりも大学生・高校生の方が高い!
SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、国連が提唱する全世界の未来に向けた大きな目標のこと。「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に向け、2030年を年限とし、17の開発目標と169のターゲット、232の指標が定められています。
そんなSDGsに関して、MERYではアンケートを実施。今回のアンケートには、中学生38人、高校生91人、大学生・専門学生94人、会社員・公務員116人と、計339人の女性たちから回答が寄せられました。
まず、「SDGsという言葉を知っていますか?」という質問をしたところ、「知っている」「聞いたことはある」と回答した人は、会社員・公務員では37.9%、大学生・専門学生では54.3%、高校生では60.4%、中学生では18.4%という割合に。社会人よりも大学生・高校生の認知度が高いという、興味深い結果が得られました。
●SDGs認知度(n.=339)
また、知っていると回答した人に、その関心度についても質問したところ、以下のような結果に。
●SDGsを知っていると回答した人はそのことをどう思って(感じて)いるか
どの世代においても、「最近身近に感じることが増えて興味が出てきた」という回答が一番多くなりました。
実は先日、国内・海外の最新ファッション&ビューティトレンド情報を発信するWWD BEAUTYとMERYがコラボレーションし、ビューティイベントを開催しました。SDGsという言葉は、そのイベントで紹介したトレンドワードの一つにもなっていたのです。このことからも、SDGsは若者の間で非常に身近な存在であることが伝わってきます。
国連が提唱する全世界一丸となって取り組むべき目標と聞くと、スケールが大き過ぎて、個人の生活には関係のないもののようにも思えるものですが、なぜ若者世代はこんなにも身近に感じているのでしょうか。次のページで、その要因を探ってみましょう。