バルセロナ退団の意向を示し数週間にわたる騒動を巻き起こしたものの、残留を決めたメッシは年収1億2600万ドル(約133億円)で首位を維持。ユベントス所属のロナウドは年収1億1170万ドル(約118億円)で2位に入った。
一方、サッカー界で存在感を急上昇させているのが、年収4800万ドル(約51億円)で4位に入ったパリ・サンジェルマン(PSG)のキリアン・エムバペ(21)だ。チームスポーツで生涯収入10億ドル超を達成したのはメッシとロナウドの2人のみだが、これに将来エムバペが加わる日が来るかもしれない。
エムバペはPSGとフランス代表チームの新星だ。5年前にプロ入りして以降、103ゴールを決め、19歳にしてワールドカップ(W杯)でゴールを決めた史上2番目に若い選手となり、フランス代表を史上2度目の優勝に導いた(W杯での最年少ゴール記録はペレが17歳だった1958年に樹立した)。エムバペの成績は同年代の頃のメッシとロナウドをしのいでおり、ゴール数は同年齢時のメッシを12回、ロナウドを76回上回っている。
エムバペはまた、収入面でも同年齢時のメッシとロナウドを大幅に上回っている。2017年にモナコからPSGに移籍した際には、PSGがモナコに2億1500万ドル(約227億円)の移籍金を支払った。PSGからの今季の報酬は2800万ドル(約29億円)にのぼる。さらにナイキや高級時計メーカーのウブロとスポンサー契約を結んでいるほか、EAスポーツのゲーム「FIFA 21」で21歳の若さにしてカバーを飾ることが発表された。
ランキングでは再びPSGのチームメートであるネイマール(年収9600万ドル)に3位を譲ったが、エムバペは現在の契約が切れる2022年に大口契約を獲得する見通しで、この順位には変化が生じるだろう。