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スポーツビジネスを専門としつつ、不定期に教育およびローカルエコノミーに関する記事を執筆

最も稼ぐテニス選手ランキング首位のロジャー・フェデラー(Getty Images)

31日に始まるテニスの4大大会、全米オープンでは、世界のトップ選手300人以上が総計4400万ドル(約46億円)の賞金をかけて戦う。シングルスの優勝賞金は男女それぞれ300万ドル(約3億2000万円)だ。

出場選手の多くにとっては、今大会の結果は収入の多くを左右するものとなる。選手らが世界各国での大会に出場する国際スポーツであるテニスは、新型コロナウイルスの流行により大きな打撃を受けた。大会中止によりプロ選手らが賞金を得られなくなったことを受け、800選手に600万ドル(約6億円)以上を分配する選手救済ファンドが立ち上げられた。

だが、プロ選手の中でもトップに立つ面々は、そうした不安を抱える必要がない。その代表格が、ロジャー・フェデラーだ。ひざの手術からの回復途中にあるフェデラーは全米オープンへの出場を見合わせたが、それでも今年6月までの1年間で1億630万ドル(約112億円)を稼ぎ、フォーブスがまとめた今年の「最も稼ぐテニス選手」ランキングで15年連続の1位、さらには世界で最も稼ぐスポーツ選手の座を獲得した。

フェデラーはこの1年間で男子プロテニス協会(ATP)の大会に10回しか出場しておらず、優勝を果たしたは2大会のみ。収入の95%以上はコート外でのものだった。フェデラーは2018年にナイキとの契約を終了し、ユニクロと3億ドル(約316億円)の10年契約を結んだ。契約の条件に大会出場の有無は含まれていない。

今年2位となったノバク・ジョコビッチも、年収4460万ドル(約47億円)の72%がスポンサー収入や出演料だった。世界ランキング1位のジョコビッチは6月、新型ウイルスに感染したが、今週の全米オープンには出場する予定だ。

一方、3位のラファエル・ナダルは全米オープンを欠場する。ナダルの年収は4000万ドル(約42億円)で、うち65%がコート外でのものだった。上位10人の今年の年収総額は3億4000万ドル(約358億円)で、昨年の3億1200万ドルから増加した。

テニスは人気スポーツとしては珍しくファンの男女比が半々であり、広告主にとっては魅力的な競技だ。今年のランキングでは、上位10選手のうち4人が女子選手だった。

女子でトップに立ったのは4位の大坂なおみで、年収は女子スポーツ界最高の3740万ドル(約39億円)。5位にはセリーナ・ウィリアムズが年収3600万ドル(約38億円)で入った。大坂とウィリアムズは全米オープンに出場するが、7位のアシュリー・バーティと10位のシモナ・ハレプは欠場する。

錦織圭は年収3210万ドルで6位に入った。錦織は昨年の全米オープン以降、ひじのけがに見舞われたほか、今月には新型ウイルス感染が判明し、全米オープン欠場を決めた。

以下は、今年の「世界で最も稼ぐテニス選手」ランキングに入った10人とその年収額。

1位 ロジャー・フェデラー/1億630万ドル
2位 ノバク・ジョコビッチ/4460万ドル
3位 ラファエル・ナダル/4000万ドル
4位 大坂なおみ/3740万ドル
5位 セリーナ・ウィリアムズ/3600万ドル
6位 錦織圭/3210万ドル
7位 アシュリー・バーティ/1310万ドル
8位 ダニール・メドベージェフ/1180万ドル
9位 ドミニク・ティエム/1110万ドル
10位 シモナ・ハレプ/1090万ドル

編集=遠藤宗生

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