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Photo by Johnson Wang on Unsplash

日常生活において「なんでこんなデザインにしちゃったんだろう?」と感じることが意外と多い。誰がどう見たって醜いルックス、どうしたって使いにくい操作性、非常に心地悪い体験、などなど。もっと良いデザイナーにデザインさせろよ! と思うかもしれない。でも、もしかしたら原因は他にある可能性も。

優秀なデザイナー ≠ 優れたアウトプット


優れたデザイナーに頼めば、必ず優れたデザインをしてもらえるのか? 答えはNo。むしろどんな優秀なデザイナーであっても、アウトプットのクオリティーが低いものになってしまうこともある。そして、その理由はデザイナーのスキル以外にあったりする。これは、イコール優秀なデザイナーさえ雇えばクオリティーの高い結果が出るわけではないということでもある。

醜いデザインが生み出されてしまう主な理由


・事前に十分なインプットが得られていない
・間違った期待値設定
・クライアントや担当者に対して間違った質問をしている
・民主主義の決定プロセス
・PM主体のプロジェクトプロセス
・フィードバックではなく承認を求め始める
・身の丈に合わないプロダクトスペック
・チームメンバーの主観だけで決めてしまう
・全体のUXよりも見た目のデザインを優先してしまう
・長期的なUXゴールよりも短期的な結果を優先してしまう
・組織が分断されている
・デザイナースキルのミスマッチ
・心理的安全性が担保されていない
・多様性の低いチームメンバー構成

求めるデザインの仮説を立て、リサーチを行い、ユーザーとの対話もし、チェックポイントごとに関係各所と綿密な確認も行なった。その後、QAをして、リリースまで漕ぎ着けた。しかし、完成したものを見てみると、なぜか微妙な結果になっている。そのような事例は後を絶たない。これは、デザイナーの能力に問題があったのではなく、多くの場合、組織構造、プロセスや期待値設定など、複合的な理由であることがほとんど。

より良い結果を望むのであれば、デザイナーの方々だけでなく、社内でも、社外でも、デザイナーと仕事をする方々にもぜひ覚えておきたい落とし穴をいくつか紹介する。

事前に十分なインプットが得られていない


これは、デザイン会社とクライアントとのプロジェクトで生まれやすい落とし穴。本来はプロジェクトをスタートする時点で、クライアント側からプロジェクトの目的やゴールなどの入念なインプットに十分な時間を費やすべきなのであるが、どうしても忙しい、納期がきつい、めんどくさいなどの理由で、いきなりデザイン作業に移行してしまうことがある。この"見切り発車"が大きな落とし穴。

そうなると、しばらくしてから出来上がった物がクライアントが想定していた目的に準じていない感じになってしまう。我々、btraxでは、プロジェクトの開始時の1〜2週間を"ディスカバリーフェーズ"と名付けた、情報共有と信頼関係構築のための期間に充てる。そうすることで、結果的に時間とコストの短縮につながる。

典型的な結果例: クライアントから発注内容と異なるというクレームが出る

文=Brandon K. Hill(CEO of btrax. inc)

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