自分に合ったシャンプーを使いたい──そんな人の願いを叶えてくれるのが、髪質や悩みを診断して自分に最適なシャンプーを提案してくれる「パーソナライズシャンプー」だ。アメリカではすでにいくつかのブランドが先行する中、日本では2018年、Spartyが定期配送型パーソナライズシャンプー「MEDULLA(メデュラ)」を開始し、注目を集めた。
少しずつ熱を帯びているパーソナライズシャンプー市場に新たなプレイヤーが現れた。3月13日、植物由来の成分にこだわる「BOTANIST(ボタニスト)を販売するI-ne(アイエヌイー)が、パーソナライズシャンプー「My BOTANIST(マイボタニスト)」を発表。
公式WEBサイト「&Habit」で3月13日から、原宿にある直営店「BOTANIST Tokyo」で3月14日から予約販売を開始し、4月22日から順次発送されるという。
2分でつくる、オリジナルの植物由来シャンプー
ボタニストは英語で「植物学者」という意味の、植物由来の成分を配合したシャンプー。2015年の発売以来、大々的な広告をすることはなかったが、恋愛リアリティTV番組『テラスハウス』で使われたことで、人気が爆発。シリーズ累計5000万本を売り上げる人気製品となった。
新たに登場した「マイボタニスト」は、独自のパーソナライズシステム「MY BOTANIST診断システム」で「髪についての悩み」や「理想の髪質」など9つの質問に回答するだけで、髪質を独自のメソッドで分析。その結果をもとに、髪の悩みやなりたい質感にぴったりな成分のシャンプーやトリートメントを提案してくれる。
回答にかかる時間はわずか2分程度。直営店「BOTANIST Tokyo」では、販売員のカウンセリングを受けながらシャンプーをつくることもできる。
「これまで、ユーザーはシャンプーを買う時に「パサパサしている」という髪の結果から、『しっとりさせたい』『乾燥ダメージを防ぎたい』といった目的に合った商品を選ばざるを得ませんでした」
そう説明するのは、ボタニストのブランドマネージャーを担当する石津大介だ。しかし、パーソナライズシャンプーの場合は違う。質問の回答を分析することで、悩みの「原因」から商品がつくられるからだ。これにより、ユーザーの理想に近いシャンプーを提供できる。
「診断では髪の悩みだけでなく、『なりたい自分のイメージ』も質問します。これをもとにそれぞれに合ったフレグランスを配合するので、マイボタニストは『なりたい自分とのギャップ』を埋めてくれるシャンプーになるはずです」
シャンプー・リンスともに価格は、4980円(税抜き)。普通に購入するほか、気に入った組み合わせを定期的に届けてもらうこともできる。