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2018.11.09 12:30

「クリエイターの搾取やめろ」 欧州の団体がテック業界に抗議

CISACのプレジデントでアーティストのジャン・ミッシェル・ジャール(Photo by MICHAEL CAMPANELLA/WireImage)


デジタル収入は全体のわずか13%
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しかし、デジタルからもたらされるロイヤリティは全体のわずか13%であり、放送やライブ、BGMからの収入に遠く及ばない。CISACは「デジタル経由で届けられるコンテンツのボリュームと、クリエイターが得るリターンの間には巨大な乖離が生じている」と述べた。

米国の「モトリー・クルー」のニッキー・シックス(59)や、「ブロンディ」のデボラ・ハリー(73)らも同様な考えで、このままでは新人アーティストが音楽で生計を立てるのは難しいと主張している。彼らもまた、グーグルやユーチューブが音楽家の暮らしを脅かしていると述べた。

2017年のロイヤリティ額の地域ごとの内訳は、欧州がトップで総額61億ドル。前年から5.7%の増加だった。続いて、北米が24億ドルで7.3%増。さらに、伸び率が最も高いのはラテンアメリカ及びカリブ海地域で、22.7%増の6億8800万ドルだった。
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1926年に設立のCISACはパリに本拠を置き、世界の239の加盟団体の収益データを管理している。そこには123カ国の400万人以上のアーティストのデータが含まれている。CISACは非営利組織として運営されている。

編集=上田裕資

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