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働き方革命最前線 ─ポストAI時代のワークスタイル

GaudiLab / shutterstock.com

セミナーや講座を受けた時、アンケートでよく「面白かったです」「楽しかったです」とか「前回の分を振り返ってみます」というようなコメントをしていませんか? 雰囲気を反芻するだけで終わらせてしまうと、結局成長に繋がりません。今回は、セミナーを受けたあと、いかに自分の成長に繋げるのかを考えるための「振り返りの技法」についてお話しします。

これは、僕がお世話になっている起業家コミュニティ「千葉道場」で実践されている技法を、尾原流にアレンジしたものです。

4段階の振り返りの技法

振り返りの基本ループ

1. 客観的事実
2. 主観的感想
3. 一般化(敷衍)
4. 適用(3を検証するためにすぐやることの宣言)

そもそも多くの人は、何を聞いたかを振り返る「1. 客観的事実」と、次の「2. 主観的感想」、つまり自分の心がどこに響いたかを振り返る作業がごっちゃになりがちです。

何を学んだかは、すでにメモなどを取っていると思うので、それを読み返しながら「何が響いたか」を振り返りましょう。例えば、自分の強みに気づかされたとか、弱みがわかったとか。新しい観点を得たとか、いろんな心の風景があるはずです。

さらに、セミナーで学んだこと(1)をどう自分に適用させられるかを考えます。つまり、いかに具体的な行動として(3)、自分の日常に落とし込むか(4)を考えるのです。

この「知る」「わかる」と、「できる」「している」の間には、いくつもの壁があるのです。友人の仲山進也さんの著書「楽天大学学長が教える「ビジネス頭」の磨き方(サンマーク出版)」の文中にある図が非常にわかりやすいので引用します。


身体を使うことが「やってみる」こと


では具体的に行動する、とは、どのようなことでしょうか。我が家で実践していることをお話しします。僕は以前、小学生の娘に「車のメーカーは、後ろについているマークでわかるんだよ」と教えました。さらに日本に帰った時、「あれがトヨタで、あれが日産」と教えます。すると、今度は韓国に行った時、娘の方から「韓国って、日本車あんまり走ってないね」と気づいたことを教えてくれます。

ただ話を聞いただけでは、身にならないのです。だから、実際に外に出てみて、身体を使って調べてみる。これが、「知る」と「やってみる」の壁を超えるということです。この行動の壁をちゃんと超えてみるのが大事なのです。
 

文=尾原和啓

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