面接で重要な非言語コミュニケーション 避けるべき7つの動作

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5. 手を神経質に動かすこと

緊張しているときによくある手の動作として、膝や机の上でドラムのように指をたたいたり、ボールペンの芯を出し入れして音を立てたり、顔や髪に触れたりといったものがある。頻繁に行っているため気づいていない人もいるかもしれないが、とても気が散る動作だ。面接官には、あなたの動作ではなく発言に集中してもらいたいはずだ。

緊張しているときに手を動かす傾向があると分かっている場合は、ノートやフォルダを持つようにしよう。ペンをさわる癖がある場合、ペンはしまっておく。

6. 足を神経質に動かすこと

膝を上下に揺らしたり、足を組んで座っているときに片足をずっとグラグラさせていたり、足の裏で貧乏揺すりをして床をたたいたりするのは、緊張したときの動作の典型例だ。

まずは、両足をぴったりと床につけて体を安定させること。足の指のそれぞれや足裏、かかとが全て床に付いているようにする。面接の最初にこの姿勢を取れば、面接の間はあまり動かずにいられるかもしれない。動いてしまう癖があると分かっていれば、面接官からの質問をきっかけに足を右から左へ、あるいは左から右へと動かし位置を変える。この小さな動きをすることで、1つの質問に答える間は大人しくしていられるかもしれない。

7. 大げさな身ぶり

何があっても、面接官を指差してはいけない。面接官は非常に近い距離にいるため、大きな身ぶりはできない。

何かを強調したいときは、声の調子を変えること。どうしても身ぶりを使わなければいけない場合は、手全体を使った小さな身ぶりにすれば攻撃性が和らぐ。

覚えることがたくさんあるように思えるかもしれないが、大半の人は、ここに挙げた動作のうち最大でも1つか2つしか行っていない。模擬面接を行い、威厳のある存在感が非言語コミュニケーションを通して適度に伝わっているかを確認する。

おかしなことや不快なことをしていると気づくだけで、癖が直る時もある。ほんの少し練習するだけでも、面接の55~90%を占める非言語コミュニケーションを最大限、あなたの味方に付けることができる。

翻訳・編集=出田静

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