職場の「難しい人」と信頼関係を築く4つの方法

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いい面を重視する

信頼・尊敬できる関係で忘れてはならないのは、感謝の形で前向きなフィードバックをすることだ。難しい人が改善しようとしているところに目を向け、チームの前でそれを認めるようにしよう。さらに仕事をする上での相手の長所を見定め、それも認めるようにしよう。

“難しい人”が何か素晴らしいことをした時に口に出して評価すれば、自分がチームにとっていかに重要かを認識することができる。チーム(と企業)が従業員の価値を認めていることを示す以上に、尊敬を培う方法はない。

見方を変える

そして何より肝心なのは、互いに尊敬し合うことだ。敬意を持って相手に接すれば、相手の自分に対する考え方も変わってくる。だから“難しい人”を無理と決めつけずに、見方を変えてみることが重要だ。

チームに不可欠な存在と考えよう。もしかしたらチームの中で唯一、全てのアイデアや手順、プロジェクトについて変革を起こす意欲がある人物かもしれない、と。考え方を切り替えることで、お互いの話し方や見方、フィードバックへの耳の傾け方も変わってくる。

リーダー育成トレーニングが終わった後、参加者同士が立ち話をしているのが聞こえてきた。「つい先日、1人手放したばかりだ。彼は自分の担当の仕事や直属の上司を尊敬していなかった。それにどう対応すればいいか分からなかったから、辛い数か月を過ごした後に彼を外した。今になって思えば、もっとうまく付き合うために努力すべきだった」

そのとおり。難しいチームメンバーとでも、うまく付き合い、良い関係を築くことは可能だ。すぐ簡単に解決できる問題ではないかもしれないが、ここに記した4ステップを試してみる価値はある。

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編集=森 美歩

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