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I cover the intersection of business, health and public health.

Rick Madonik/Toronto Star via Getty Images

脳やその活動の状態を視覚化するために幅広く利用されている画像技術、磁気共鳴機能画像法(fMRI)について先ごろ、ある大きな発見があった。良い発見ではない。私たちの脳の働きについて過去15年間に実施され、発表された4万件近い研究結果が誤っていた可能性があるという(本記事は、筆者の見解に基づくものである)。

米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文によると、スウェーデンにあるリンショーピング大学の研究者らがfMRIのソフトウェアにバグを発見した。つまり、私たちが働いているとき、遊んでいるとき、運動をしているとき、セックスをしているときの脳の状態として示されてきた研究結果の多くは、間違っているのかもしれないのだ。

ソフトウェアが適正に動作していなかったというのであれば、撮影された画像が示す結果は正しいものではないはずだ。活動していると考えられていた脳の部分は、実際には活動していなかったといえる。

どれほどの時間と努力、資金が無駄にされたことになるのだろうか。脳に関する誤った結論は、誤った治療法の開発や導入につながってきた恐れがある。

不可解な画像を発見

論文によると、リンショーピング大学の研究者らは健康な被験者499人を対象に行ったfMRI検査の画像から、複数のソフトウェアの一部にバグがある可能性を確認した。

脳のうち、特定の活動をしている状態では明るい色に示されることがないはずの部分が明るく表示されている画像があり、調査した中には“偽陽性率”が70%に上った研究もあったという。ソフトウェアの問題点は先ごろ修正されたというが、それまでの約15年間、fMRIは技術的な問題がある状態のまま使われ続けてきたことになり得る。

このバグは、なぜもっと早い時期に発見されなかったのだろうか?理由はいくつかある。

編集=木内涼子

 

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