「日本一の朝」には理由がある!
日照時間日本一、母親の胎内の圧力と類似しているといわれる標高1,000mの高原地帯。八ヶ岳の朝がどこよりも気持ちいい理由だ。
誰もいないスキー場で一滑りした後、熱々の珈琲を飲む。カヤックを浮かべ、のんびりと本を読む。「自分が地元の魅力を感じたまま、アイデアにした」と発案者の佐久間寿夫は語る。
2007年頃、閑散期の観光客誘致に悩む地元の人たちに提案したのが「朝」。時間を横軸に、すでに地元で活動を行っている企業や個人をつなげた。
三菱地所が本プロジェクトを参考に「丸の内朝大学」を開講するも、「八ヶ岳が本家本元」と佐久間。継続的成功の理由は冒頭に述べたような「誰もが納得できる理由」があるからかもしれない。
日本一の朝プロジェクト@山梨県北杜市
北杜市でイベントや地域誌『八ヶ岳デイズ』のエグゼクティブ・プロデューサーを務める佐久間寿夫(エフ・マジック、8peaks代表)が発案、同氏が代表を務めるNPO法人NAPが運営。