ビジネス

2016.05.08 10:00

6次産業化を先導、高知の地場産業を盛り上げる

高知大学は08年、「土佐フードビジネスクリエイター」事業を始めた。

起業家から、NPO、大学、老舗企業まで、住民総出の街づくり。あなたの街でも、すぐに真似できるモデルがあるかもしれない。全国23拠点を持つトーマツベンチャーサポートからの協力を得て編集部で厳選した、今、最もおもしろい地方のアイデア集。今回は高知県から。


高知大学と高知県は2008 年に連携協定を結び、金融機関や経済界の協力を得て「土佐FBC(フードビジネスクリエイター)」事業を始めた。

高知県は農産物などの一次産品に付加価値をつけて県外に売るビジネスが苦手。これに対しFBCは食品製造の技術からマーケティングまで、食のプロを育てる。すでに特産品の柚子を使ったポン酢や食後酒のほか、トマトソース、グァバ茶の機能を活かしたコスメが出ている。

高知大学 @ 高知県高知市
高知大学は2015年、「自律型人材の育成」を目標に地域協働学部を新設。起業家志望の学生が集まる。地場産業が弱い高知で、生産から流通までを見据えた6次産業化で仕事を創出する。

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文=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.22 2016年5月号(2016/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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