ビジネス

2016.05.06

鯖江の伝統木工技術をデザインで革新

「Hacoa」の製品は、木目を生かした温かみのある雰囲気と、デザイン性の高さが人気。

起業家から、NPO、大学、老舗企業まで、住民総出の街づくり。あなたの街でも、すぐに真似できるモデルがあるかもしれない。全国23拠点を持つトーマツベンチャーサポートからの協力を得て編集部で厳選した、今、最もおもしろい地方のアイデア集。

伝統の木工技術をデザインで革新

歴史ある漆器の木地工房から、スタイリッシュな木製雑貨メーカーへ。転身を支えたのはデザインの力だった。

漆器需要の先細りに危機感を覚えた代表の市橋人士が、自社ブランド「Hacoa」を立ち上げたのは2001年。業界の話題をさらった木製キーボードに始まり、USBメモリや文具など、伝統の木工技術に裏打ちされたデザイン性の高さが、ネット通販でブレイク。入社を希望する若者は全国から押し寄せている。

Hacoa@福井県鯖江市
1962年創業、越前漆器の漆を塗る前の「木地」製造会社。2001ー年、木工技術を活かした自社ブランド「Hacoa」を設立。木目を生かした温かみのある雰囲気と、デザイン性の高さが人気。
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フォーブス ジャパン編集部 = 文

この記事は 「Forbes JAPAN No.22 2016年5月号(2016/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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