男性優位の世界で活躍する女性たち
これらの女性たちは、ベンチャーキャピタル(VC)の世界に進みたい女性たちのロールモデルといえる。 私立バブソン大学の調査によると、米国のVC企業のパートナーに占める女性の割合は6%で、1999年の10%から減少している。さらに、米国中小企業庁の最新のデータによれば、米国の経営者に占める女性の割合は36%で、これと比較してもその少なさがよく分かる。
しかし、バブソン大学の調査では、女性パートナーがいるVC企業はそうでない企業に比べ、経営チームに女性が含まれる、またはCEOが女性である企業に投資する可能性が2倍以上に跳ね上がる。また、女性がCEOの企業に投資しているVCは、男性CEOの企業にしか投資しないVCに比べ、アクティブ投資の件数が4倍に達している。
つまり、女性パートナーの存在は、VCが利益を上げる手段を増やすことにつながっているのだ。