今回の選定はフォーブスとトゥルー・ブリッジ・パートナーズ(TrueBridge Capital Partners)が共同で行なった。トップに立ったのは昨年に続き、セコイア・キャピタルのジム・ゲッツ(Jim Goetz)だった。
「フォーブス」米国版4月号のカバーストーリーには俳優でベンチャー投資家のアシュトン・カッチャーが登場している。彼はマドンナやU2のマネージャーを務めるガイ・オセアリーやビリオネア(資産総額10億ドル以上の人物)のロン・バークル(Ron Burkle)と共に、エアビーアンドビーやウーバーなどに投資し、3,000万ドルの資金を2億5,000万ドル(約282億円)にまで増やした。
この成功で自信を深めたカッチャーとオセアリーは、新たに「サウンド・ベンチャーズ」を設立。企業価値130億ドルを誇るリバティ・メディアから1億ドルを調達した。
今回のリスト作成にあたっては、1,000件以上のディールが評価対象となった。新たにリストに加わったのは5名、上位20位に入ったビリオネアは5名。リスト入りを果たした女性の数も5名だった。フォーブスのテクノロジーチーム編集長のブルース・アップビン(Bruce Upbin)は次のように述べている。
「今回のリストはテック業界への投資で何が正しく、何が間違っているかを反映しています。現在でも気の遠くなるような莫大なリターンを得ることが可能ですが、投資環境は厳しくなっており、新たにリスト入りを果たした投資家はごくわずかです。そして、リッチな白人男性が大勢を占めています」
上位10位に入った投資家らは、ポートフォリオに一定条件を満たすディール13件と、8つのユニコーン企業を持っている。