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2025.04.09 17:45

物価高や主夫……「しゅふ川柳」で見る世相とは

プレスリリースより

プレスリリースより

主婦と主夫のための求人サイト「しゅふJOB」を運営するビースタイルメディアは、2025年版「しゅふJOBプレゼンツ・しゅふ川柳2025」を発表した。3回目となる今年の応募総数は過去最多の4525句。正式な入賞者発表は4月だが、一次選考を終えた時点で見えてきた今回の世相を反映した応募傾向と一部の作品が公表された。

このごろの世相と言えば物価高騰だ。なかでも野菜と米の値上げを嘆く句が多く、野菜関連作品は約100件、米関連作品は約350件となっている。しゅふJOB総研の「2025年の家計」調査では、「ゆとりができそう」(13.4パーセント)に対して「苦しくなりそう」(43.5パーセント)が3倍以上という結果が示された。また、「年収の壁の影響」調査では、主婦および主夫の34.3パーセントが働き控えをしていて、その影響でじつに45.2パーセントが「生活に必要な収入を得られていない」ことがわかった。まったく洒落にならない。


次が、昨年から大幅に数を増やした主夫に関連する作品だ(約150件)。応募の大半は50代以降の男性からのもので、定年後の新米主夫の奮闘ぶりが男性視点で詠まれている。ちなみに、しゅふJOB総研が実施している「夫の家事育児の満足度」調査では、3年連続で「不満あり」と答える妻が増加していたが、最新の調査では「不満なし」が逆転して「夫の家事や育児を認める動き」が認められるということだ。今後、職場環境が整えば、仕事と家庭を両立させる「兼業しゅふ」が増加し、主夫も一般的になるとビースタイルメディアは見ている。


しゅふ川柳には、「はたらく」部門、「家計」部門、「母の日」「父の日」部門の3つがある。そのため父の日関連の応募が多いのはわかるが、父親の憂いが込められた作品が目立ったという。ここから、「しゅふJOB」のユーザーには男性も多いことが察せられる。


「しゅふJOBプレゼンツ・しゅふ川柳202」の入選作品は、一般投票による二次選考を終えた後、4月24日に正式に発表となる。現在、「しゅふJOB」の特設サイトでは一般投票が行われている。投稿フォームに掲載された、一次審査を通過した45句から、1部門4句まで、最大12句を選んで投票できる。18歳以上なら、しゅふJOB会員でなくても投票可能。抽選で40名にAmazonギフトカード5000円が当たる。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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