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働き方

2025.03.30 12:00

令和の会社員が「捨てるべき5つの企業神話」 残業や忠誠心が報われない時代の成功戦略

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神話その5:会社への忠誠心が雇用を保証する

神話

会社勤めについて最も根強く残っている時代遅れな考え方のひとつに、会社への忠誠心が雇用の安定につながるというものがある。この考え方は雇用主が長期にわたる社員の献身に対して、年金や雇用の安定という形で報いていた時代に生まれたものだ。だが働き方は劇的に変化しており、忠誠心はもはや安定した雇用を保証するものではなくなっている。

現実

年配の世代に一般的だった終身雇用という概念は、今日の職場ではほとんど見られなくなっている。現代の企業は、主に財務目標や市場動向に基づいて雇用や解雇を行っており、従業員の在職期間はほとんど考慮していない。この新しい現実を認識して適応することで、長期にわたる雇用の安定を会社への忠誠心に頼るのではなく、戦略的にキャリアを築くことができるようになる。 平均的な労働者は現在、生涯に12回転職しており、ミレニアル世代やZ世代ではもっと多くなることが予想される。 スキルを常に適切なものに保ち、さまざまな状況に適応できるようにするために、継続的な学習と人脈作りを優先することが重要だ。

成功に向けた戦略

• 独自の強みを明確に示すパーソナルブランドを確立する
• 組織内外で人脈を構築する
• 外部から貢献度を評価してもらうために、実績を文書にまとめる
• 安定した雇用を確保していても、履歴書と専門性を最新の状態に保つ

会社での成功についての考えを改めよう

企業勤めに関するこうした神話を正しく理解することは、キャリアに幻滅することを意味するものではない。むしろより戦略的な考え方をして、働く上での強みになる。確かな実績と企業が実際どのように機能しているのかを把握することで、より賢明な行動を取ることができ、キャリアアップが加速する。成功を収めるのは、必ずしも誰より才能に恵まれている人や最も勤勉に働く人とは限らない。ゲームのルールを理解し、自分の価値観に忠実である人たちだ。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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