香りや体臭ケアは、職場の信頼関係に直結
「適切な香りケアや体臭対策が、女性社員からの信頼や親しみやすさに繋がると思いますか?」という質問には、約9割が『強くそう思う』『ややそう思う』と回答。具体的に、上司に期待する体臭ケアについては、『衣類の定期的な洗濯(49.8%)』『適切なデオドラントの使用(47.3%)』『体型管理(33.4%)』が挙げられた。

今回の調査では、約半数の女性が上司の清潔感が気になった経験があることが明らかになった。また、上司の体臭が気になった際に対応できなかった人が多く、体臭ケアや適切な身だしなみは、信頼関係を築く上で重要な要素であることが示された。職場環境をより良くするために、上司自身が意識的に清潔感を維持することが求められているということだ。
とはいえ、体臭問題は本人にとって自覚しにくいもの。特に長年同じ環境にいると「嗅覚疲労」で自分の体臭に慣れてしまい、気づかないケースが多い。そのため、間接的なアプローチをされても自分ごとと気づきにくいのではないか。職場の女性たちの約半分が「上司の清潔感がないことを気にしている」という驚愕の数字を踏まえて、世の上司たちに以下のセルフチェックを提案したい。
【セルフチェック項目(体臭編)】
・衣類を2日以上着続けることがある →毎日洗いたてのものに着替える。部屋干しの生乾き臭も注意。
・ 汗をかいた後、そのまま放置することがある→速やかに汗拭きシートなどで拭き取る。
・ 耳の裏や首の後ろをしっかり洗う→ストレス臭・加齢臭が出やすい場所なので。重点的に洗う。
・口臭の原因となる歯石クリーニングを定期的に行う。
・健康診断や専門機関を活用する→体臭の原因が健康状態に関連しているケースもあるため、健康診断で生活習慣を見直すなど「ニオイ=健康」につなげる。
どんなコミュニケーション術を実践しても「距離を置かれてしまう」と感じる人は、まず身だしなみや清潔感の底上げを試してみるといいかもしれない。