【重要なお知らせ:当社を装った偽サイトにご注意ください】

リーダーシップ

2025.03.07 08:15

苦手な部下の特徴ランキング 身勝手な部下とうまくやる方法

Getty image

Getty image

人材が売り手市場の今、貴重な新入社員のヘソを曲げないよう気を遣う上司も多いと聞く。部下にとって理想的な上司になるよう努力しつつも、相手は理想的な部下ばかりとは限らず、割りの悪い思いをしている人も少なくないはずだ。

製造、物流、通訳に特化した人材派遣業を展開するR&Gは、職場に部下がいる男女418人を対象に「苦手な部下」に関するアンケート調査を行った。それによると、じつに83.3パーセントの上司が苦手な部下がいると答えている。ほとんどの部下が苦手ということで、これは厳しい。

苦手と感じる部下の特徴は、1位が「報連相をしない」、2位が「反抗的な態度をとる」、3位が「上司を馬鹿にしている」、以下、「自分の非を認めない」、「人の話を聞かない」、「自分で考えない」、「反応がない」となっている。

報連相の欠如はコミュニケーションがないということ。勝手に仕事を進めて失敗して上司が尻拭いというパターンが見て取れる。報告も相談もなければ上司としてサポートのしようがない。上司が知らないうちに発生した問題が大きくなって……なんていうこともあるようだ。

2位以下は「子どもか!」と言いたくなるような幼稚な問題だ。厳しい就職活動を乗り切って、最終的に選ばれた「優秀な人材」がコレか? と不思議に思えてしまう。しかし、ここから立派な社員に育てていく責任が上司にはある。そこで、部下との関係をよくするために行っていることを聞いた。

1位は「積極的なコミュニケーション」。2位は「話しやすい雰囲気をつくる」、3位は「適度な距離を保つ」、以下、「丁寧に教える」、「適度に進捗確認をする」、「感情的にならない」、「ほくほめる」となっている。ここでも「子どもか!」と言いたくなるが、これも上司の仕事だと思えば仕方ない。

積極的なコミュニケーションに努める上司には、「定期的に私のおごりでラーメンなどを食べに行ったりする。しかし部下はそれをうっとうしく思っているかもしれない」と悩ましい思いを語る人もいる。「話しやすい雰囲気」づくりも、フレンドリーな態度や会話を心がけるのはよいが、相手に応じて「適度な距離」を見極める必要がある。

調査の監修を担当したキャリアコンサルタントの小関珠緒氏は、山本五十六の言葉を例にあげて、部下と接する極意を示している。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。 
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

とくに「感謝で見守る」、「信頼する」を意識することが部下との良好な関係の構築につながると提言している。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事