「年間300~400店舗も増やすのは持続可能ではない。これからは100店舗ずつ増やしていく。でも、アメリカでやったことを海外でもできると考えている」とマクゴーワンは述べている。
海外進出を開始
クランブルは現在、イギリス、オーストラリア、メキシコへの進出を計画している。オーストラリアとメキシコでは、すでに偽のクランブルの店舗が出現して、物議を醸している。
20億ドル(約3000億円)で事業を売却する可能性を報じられたことをヘムズリーに尋ねると、「適切なパートナーが見つかれば、国際展開のために受け入れる」と彼は答えた。
「だからといって、僕らが完全にビジネスから手を引くかどうかは分からない」と話すヘムズリーは現在、最高ブランド責任者(CBO)として、毎週行うフレーバーの選定やデザートの試食を担当している。
クランブルは、過去数年でキム・カーダシアンや消費財メーカーのDoveとの提携を含む多数のブランドとのパートナーシップを展開してきた。マクゴーワンの目標は、クランブルを最終的に「世界を席巻するブランド」にすることで、それがクッキーでなくても構わないという。2025年の焦点は、デザートカテゴリの拡大にある。
「ブランドは、新しいことに挑戦しないと衰退する。次の成長フェーズは、クッキーに限らない」とマクゴーワンは語った。