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サイエンス

2025.02.21 08:00

グーグル、科学研究を飛躍的に進展させる「AI共同研究者」を発表

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Imperial College Londonの感染症学部に所属するホセ・ペナデス教授は「グーグルの研究チームからAIプラットフォームをテストする話があったとき、私たちはすでに自分たちが探究し、実験作業の基礎としてきた同じ科学的疑問をそのままAIに投げかける必要があると思いました。つまり、このアルゴリズムは利用可能な証拠を検証し、可能性を分析し、質問を立て、実験を設計し、私たちが長年かけて到達したのとまったく同じ仮説を、はるかに短い時間で提案することができたのです」と声明で述べている。

安全性と倫理上の懸念

グーグルが公表したAI Co-Scientistに関する詳細レポートでは、システムの限界を認めた上で、非倫理的な研究目的や悪意あるユーザーによる利用を防ぐための技術的なセーフガードが必要であると述べられている。今月、グーグルはGeminiの悪用をサイバー犯罪者が狙っていると警告し、機密性の高い研究クエリが不正に使われる可能性を示唆したばかりだ。AI Co-Scientistには現段階でいくつかの安全策が備わっているが、最終的にはさらなる対策が不可欠だとしている。

それでもなお、このシステムを試験運用した科学者たちは、その可能性に大きな期待を寄せている。

Imperial College Londonの生命科学部およびFleming Initiativeで実験を共同主導してきたティアゴ・ディアス・ダ・コスタは「私たちの研究結果は、AIが利用可能な証拠を統合し、もっとも重要な質問や実験デザインに導ける可能性を示しています。もしシステムが期待どおりに機能すれば、これはまさにゲームチェンジャーになるでしょう。『行き止まり』を排除でき、驚くべき速さで研究を進められるようになるかもしれません」と語っている。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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