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2025.02.05 18:00

楽しみながら稼げる海外不動産投資、2025年に「買い」の世界5都市

スペイン・バレンシアの港と砂浜(Shutterstock.com)

ギリシャ・クレタ島

クレタ島アイオスニコラオスの街並み(Shutterstock.com)

クレタ島アイオスニコラオスの街並み(Shutterstock.com)

クレタ島は美しいビーチと豊かな歴史を誇る地中海の島だ。景観は多様性に富み、渓谷、起伏の続く丘陵地、オリーブ畑、雪を頂く山々など目に飽きがこない。島を囲む海はとりわけ透明度が高く、視界は40mにも達する。

自然の美しさは、コロナ禍後にクレタ島の需要が高まった理由のひとつである。賃貸市場の成長は著しく、特に短期賃貸の需要が大きく伸びている。

クレタ島の住宅価格はここ数年で上昇しているものの、地元住民にとっても外国人にとってもまだ十分にリーズナブルといえる。住んでよし、貸してよしの不動産だ。観光市場が活発なため賃貸利回りは高く、物件の維持費は全体として北米よりも低い。

スペイン・バレンシア

バレンシア旧市街とセラーノスの塔(Shutterstock.com)

バレンシア旧市街とセラーノスの塔(Shutterstock.com)

スペイン第3の都市バレンシアは、すばらしい気候や生活費の安さに加え、魅力的な物件が多いという点でも最高の生活環境がそろっている。地中海に面し、欧州でも指折りのビーチまで市街地からわずか15分でアクセスできる。

長い歴史をもつ都市で、旧市街には欧州屈指の古い街並みが残る。活気に満ち、印象的な建築物や流行に敏感なバー、レストラン、専門店が立ち並ぶ。市内はトラム(路面電車)、バス、自転車、電動自転車など効率よく交通の足が整備され、移動の便がよい。

不動産価格はバルセロナの同等物件のほぼ半額で済むため、バレンシアを魅力的な代替候補地として選ぶ人は多い。物件の種類も豊富で、旧市街のアパートから近代的な開発地区の新築物件までよりどりみどりだ。もし所有物件を売却することになっても、買い手は地元でいくらでも見つかる。

バレンシアは昨年、スペインに数ある人気都市の影から抜け出して不動産価格が上昇したが、掘り出し物件は今でも見つかる。
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翻訳・編集=荻原藤緒

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