トランプはカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を2月1日に発動させる可能性をちらつかせている。
強硬姿勢のプーチン
ロシア側は、プーチンはウクライナとの戦争についてトランプと協議する用意があるものの、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟断念や、東部・南部4州からのウクライナ軍の完全撤退といった停戦条件は変わっていないとしている。トランプは昨年11月の当選直後、プーチンとの電話協議でウクライナでの戦争をエスカレートさせないよう求めたと伝えられる一方、私的な会話では、ロシアにウクライナでの一部占領地の保持を認める和平案を支持する意向を示したとされる。
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は同月、地元公共放送のインタビューで、トランプ新政権のもとで戦争終結は早まるだろうと語っていた。ゼレンスキーは、ウクライナの領土一体性の回復やロシア軍の全面撤退など10項目からなる和平案を提示している。
(forbes.com 原文)