冥王星は惑星ではない
冥王星が2006年に惑星から準惑星に格下げになったことはよく知られている。国際天文学連合(IAU)では、惑星や他の天体の正式な名称や分類の決定を行っている。IAUは、解説記事の中で「準惑星は、太陽の公転軌道上にある天体で、自己重力でほぼ球状になれるほどの大きさがあるが、軌道の領域からデブリ(岩石や氷からなる破片)を一掃できていないもの」として「一般的に、準惑星は水星より小さい」と続けている。冥王星はまさにこういう天体なのだ。研究チームは、「軽い接触で捕捉」のプロセスが経時的にどのような影響を冥王星に及ぼしたかを調査する予定だ。デントンは「研究チームは特に、この初期構成が冥王星の地質学的進化にどのような影響を与えるかの解明に興味を抱いている」として「衝突による熱と、その後に作用する潮汐力が、今日の冥王星の表面に見られる地形を形作る上で重要な役割を演じた可能性がある」と指摘している。

(forbes.com 原文)